K20D ダイナミックレンジ拡大機能を考える #5
Villefranche-sur-Mer にて - Pentax K20D, smc Pentax FA77mmF1.8 Limited
ヴィルフランシュシュルメールは、コートダジュールの観光地では珍しく普通の人が普通に生活している村だ、と書いたけど、こういうところは得てして観光客を嫌う人が結構いるものだ。特にアジア系の観光客はあまり好まれないことが多い。ヴィルフランシュシュルメールはそんなところがあまりないのが不思議だ。
僕が家の写真を撮っていて、その民家に住んでいる女性がこちらを見ているのに気づき、笑顔で会釈すると、“Bonjour!” と笑顔で返してくれる。そういうところがヴィルフランシュシュルメールのいいところだ。
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前回説明したような理由から、ISO100 をどうしても使用しなければいけない場合以外は、raw で撮るとしてもダイナミックレンジ拡大機能を使っている方が有利・・・と言いたいところだけど、使ってみるとそうとは言い切れない。
というのも、ダイナミックレンジを拡大しなくても良い場面でも拡大側に振ろうとして、全体的にピークをシャドー側に持っていく(低感度側にシフトする)傾向がある。つまり、ちょっとアンダー気味に写るのだ。
“撮って出し”で使うには少し辛いことが多い。
K20D でダイナミックレンジ拡大機能を使う場合は、raw 現像での増減感処理はほぼ必須だと思う。
また、この “ソフトウェア的” ダイナミックレンジ拡大機能は、bit depth の差を利用して広げるわけだけど、A/D と raw の間に 2bit の差 (4 倍) があるとはいえ、やはりその差をぎりぎりまで使うとどうしてもグラデーションが荒れてしまう。
K20D の CMOS (サムソン製) のせいなのか、エンジンのせいなのかはわからないけど、シャドー部分の描写がいまひとつのため、ダイナミックレンジ拡大機能を使うと、シャドーが荒れる傾向もある (→ こちらを参照)。
ちなみに、K20D の高感度 NR は ISO800 以上相当でないと利かないようだ。
まぁ、そういうわけで、撮影時に時間的余裕がある場合は、ダイナミックレンジ拡大機能をオフにして撮影し、白飛び黒潰れの問題がなければそのままにし、ある場合のみオンにする、という方法を取るのが一番良い、というのが現状での結論なのです。
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壁と敷石と階段と鎧戸、この組み合わせがいいですよね.....って、毎回同じ事ばかり言って申し訳ないですが。
この穏やかな色の写り、いいなぁ。もっとこの町の様子をたくさんご紹介下さい!
投稿者: せん | 2008年08月11日 23:29
壁マニアのせんさんならではのコメント(笑) ありがとうございます。
最近、こちらのブログの更新頻度が極端に低くなったこともあって、コメントが極少になり寂しくしておりました(笑)
この街はホント、どこを撮っても絵になります。
たくさん撮ってますので、また載せますね!
投稿者: hirobot | 2008年08月11日 23:36
hirobot様
初めてコメントさせていただきます。
土曜、公園のサイトと共に
いつも楽しみに拝見させてもらっています。
スカッとした素晴らしい写真ばかりで、ため息が出そうす・・・。
本当に・・・。
車にも興味を持っていますが
かなり良い歳になってきましたので、家族の手前
今は静かにしています。
当方K100D使用で
写真初心者の域を出られないまま現在に至っていますが
大変勉強になりますので、これからもよろしくお願いいたします。
投稿者: kami | 2008年08月12日 23:03
kami さん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
「いつも楽しみに」なんて言っていただいて恐縮です。ありがとうございます。
とてもうれしいです。
こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。
PS
車に歳なんて関係ないっすよ。
森田名人(ジムカーナ)なんて、僕が全日本やってた2005年の時点で「太平洋戦争を知る男」って言われてたんですから!笑
それで全日本で勝っちゃったりしてましたからね。すごいです。
投稿者: hirobot | 2008年08月12日 23:56