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2007年11月28日

K100D インディゴ ブルー エディション


Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm


 
寒くなりましたね。
皆さん、風邪など引かれていませんか?

寒くなった分、空気がきれいになったような気がします。
だから、僕は冬は嫌いじゃありません。

  ・・・

K10D のグランプリ パッケージを最初に見たとき、

「これはこれでいいんだけど、僕なら違う色にするなぁ。」

と思っていたんですね。
その色というのがインディゴ ブルー。
単に僕がこの色が好き、というだけの理由なのですが。

・・・ でやってみました。K100D のインディゴ ブルー化。
 

 
グリップ部分、シューの前部、右側のターミナルリッドの 3 箇所をインディゴ ブルーの本革を貼りました。
以前、ナミヘイサーフさんに教えてもらった部材です。

グリップ部分は、かなりの 3 次元形状なので、型紙作りと貼付作業は結構苦労しました。
全部で 1 時間くらいはかかったと思います。

普通のクラシックな一眼レフのように、水平にぐるっとレザーを貼ってみるのも試しましたが、K100D のスタイルには合いませんね。

偽色で正確な色が出ていないのが残念ですが、実物はなかなかイイ感じなんですよ。
グリップ部分が本革になったので、握り心地もいいです。

ストラップも合わせてネイビーか何かにしようかと思ったのですが、あまりにしつこいので、ストラップは手元にあった黒で合わせてみました。
いかがでしょ?
 
 
  ・・・

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2007年11月26日

久しぶりの自家現像


Pentax KM, smc Pentax FA43mmF1.9 Limited, Fujifilm 400-PR

  ・・・

「自家現像って、デジカメのブログじゃなかったの?」って突っ込みはご容赦ください (笑

「自家現像」って言っても、RAW ファイルを可視化する作業じゃないですよ(笑
フィルムに撮った像を可視化するものです (最近はフィルムなんて見たことない人もいるのかな・・・)

「土曜日~」でも書きましたが、先日、taku さんのブログでモノクロ写真の話が出ていて、コメントを書いているうちに、自家現像がやりたくなって、久しぶりにやってみました。
 
「久しぶりの現像作業」 と言っても、大学の研究室での “染色体の顕微鏡写真” 以来!
僕の現像する顕微鏡写真なんて、とてもいい加減なものでしたし、写真の現像なんか全然興味なかったので、教授に言われるがままやってました。
なので、手順なんて完全に忘れちゃってます。そこで、プロフェッショナルの方に手順を教えてもらいました。

「土曜日~」のブログでも書きましたが、やはり現像タンクを開けてフィルムを出したとき、きれいに像が浮かび上がっているのを見るのは、本当に楽しいものです。
  
暗箱 (実際には “暗袋” ですが) で現像タンクにフィルムを詰める → 現像液を現像タンクに入れて現像 → 現像液水洗 → 定着 → 水洗 → 乾燥の全工程で 1 時間弱ですが、一番待ち遠しいのは、フィルムの乾燥ですね。
 

 
乾燥が終わって、フィルムを 6 コマごとに切ってホルダに入れると、なんだか自分がずいぶんちゃんとした仕事をしたような気持ちになれます(笑
 

 
(つづく・・・と思う笑)
 
  ・・・

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2007年11月23日

適材適所


Contax T3, Carl Zeiss Sonnar 2,8/35 T*, Fujifilm S-400

  ・・・

先日の “夜カメラ” のところのような写真は、デジタル+明るい単焦点+手ぶれ補正じゃないと事実上撮れない (団地の中の普通の道で三脚出して撮れないですからね) 写真でした。
そういう場面ではやっぱりデジタルがとてもありがたく感じます。

逆に、今日の写真のような場面では、正直デジタルじゃ使い物になりません。

これは、ずいぶん前に撮った写真ですが、(神社の) 社の地下の真っ暗な (完全に真っ暗です) の通路から、外を見た写真です。
外に見えるのは夏の海で、非常にまぶしく肉眼でもかなり光って見えました。
正直、銀塩でもまず無理だろうと思って、ダメモトで T3 で撮影したのですが、見事に写っていることが最近分かりました。
何と、海の色、海岸の人影、波しぶき、などまではっきり撮れています。

“最近分かった” というのはどういうことかというと、以前は、某 C 社のフラットベッドの最上位機種を使用していたのですが、それでスキャンすると、この場所は白く飛んでいました。
最近、入手した、EPSON 最上位機種と VueScan を組み合わせてスキャンしたところ、見事に浮き出てきました。

  ・・・

環境光の明度差に起因する、被写体の明度差は、通常の撮影でも非常に大きいことはデジカメで撮影していると、常に感じますよね。
明るい太陽光の下の 50% グレーと、室内におかれた真白なものとでは、太陽光下のグレーの方が明るい (つまり、カメラから見ると、太陽光下のグレーの方が、室内の白より、より白に近い) 、という当たり前のことが、改めて実感できます。

銀塩フィルムの優れている点は、このとんでもなく広い明度差を “透明~真っ黒 というアナログ スケール” に変換できる範囲がデジタルの受光素子とは比較にならないくらい広い、という点です。

  ・・・

とはいえ、最終的なデータの表現手段がデジタル (Web など) の場合、以下のような手段で、最終的にデジタルデータで表現する必要があります。


銀塩で撮影する場合:
非常に広い環境光の明度差 → 透明~真っ黒 というアナログ スケールに変換 (フィルムの役割) → それをデジタル データに変換 (スキャナの役割)

デジカメで撮影する場合:
非常に広い環境光の明度差 → 電位というアナログ スケールに変換 (受光素子の役割) → それをデジタル データに変換 (AD コンバータの役割)

このときにスキャナが大きな役割を持ちます。

  ・・・

下の写真、ずいぶん前にこのブログで出した写真ですが、“かんかん照り” の正午近く、狭くて暗い路地から開けた明るいところを撮ったものです。
肉眼でも明るいところは目を細めたくなるくらいの明るさでした。


K100D

 

CONTAX T3 + Fuji Superia Venus 400 で撮影したものを 某 C 社 フラットベッド最上位機種 + 標準ソフトでスキャン

・・・ とここまでが前回の結果、再度 EPSON 最上位機種で VueScan を使用してスキャンしてみたものが↓のものです (前回は比較のためにデジタルと同画角にトリミングしましたが、EPSON で取り直してみると青空がきれいに出ていたのでノントリミングで出してみました)。

CONTAX T3 + Fuji Superia Venus 400 で撮影したものを EPSON フラットベッド最上位機種 + VueScan でスキャン

 
こうして見ると、

環境光のダイナミックレンジ > フィルムのダイナミックレンジ > スキャナの受光システムのダイナミックレンジ > デジカメの受光システムのダイナミックレンジ

ということがよくわかります。
 
 
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2007年11月15日

最高の “夜カメラ”


Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2 28mm

  ・・・

このシーズン、夜の撮影が増えます。
日が短くなるし、飲み会はあるし。

そんなとき、大活躍するのは、やっぱりコレ。
FA43 と K100D。


夜ならフードなくても大丈夫だし (夜のフレアはそれはそれで味になるしね!)、
AF だから、酔っ払ってもピントは心配ないしね(笑
小さくておしゃれで目立たないし、もちろん手ぶれ補正が付いているから、暗い室内でも OK。
フードをつけなくていいなら、アンティークなメタルキャップも付けられます。


これでよりおしゃれになりますね!

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2007年11月09日

なかなかやるやん


Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm

  ・・・

夕方、銀塩 (PENTAX KM) と K100D を持って散歩に。

KM の方は、この後、ネオパン100 (モノクロフィルム) を入れることにしているので、カラーフィルムを撮りきるのが目的。
で、まず、KM からパシャパシャ。
すると、完全逆光なんだけど、とても良い感じの風景が。
「こういう時こそ銀塩」というわけで KM のシャッターを切ろうとしたら切れない。
あれ?と思ったらフィルムの枚数間違えてた・・・っていうか、36 枚撮りを買ったと思っていたら、24 枚撮りだった
(-_-;)

肝心のときに銀塩フィルムがない!
で、K100D で撮影。でも空や太陽は完全に +3 以上 (当然)。
足元は -2.5 くらい。
「あー、やっぱりデジタルじゃきついか」と思ったが最大の努力をして撮影。帰ってみてみたら、意外といい感じ。まぁ、フィルムのラティテュードにはかなわないけど、太陽の色は白飛びせずに出ているし、足元も黒潰れせずに出てます。

なかなかやるやんか。K100D!
 
 
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2007年11月05日

こういうのをデジタルで撮れたら・・・


Contax T3, Carl Zeiss Sonnar 2,8/35 T*, Fujifilm S-100

  ・・・

デジタルでも PENTAX のカメラで撮った写真でもなくてごめんなさい。
でも、こういうのがデジタルで撮れたらいいだろうな、と思って載せました。

完全逆光下で、完全に影になっている木の葉や手前の木の幹もきれいにカラーグラデーションが出ているにも関わらず、空の色や団地の白い壁の階調もちゃんと残っています。
白飛びしているのは太陽の付近だけ、黒潰れしている部分はなし、という凄さです。
ラティテュード (ダイナミックレンジ) がいかに広いか、というのがよくわかります。

いくつかの大メーカーのフラッグシップ機も使ってきましたが、こういう条件 (輝度差が非常に大きい) で暗部から明部まできれいに撮れるのは、Fujifilm の S3Pro/S5Pro だけでした。
S3Pro/S5Pro にしても、“厳密に最適な露出を合せて撮影すること”が前提となります。

これなんか、露出は全部カメラ任せで撮ってます。しかも AF だから、撮影者はアングル決定に集中できるんです。
良い構図で撮る以外のことを何も考えずに撮れるのがほんとに楽ですね。

デジタルもこんな風に撮れるときが早く来ないかなぁ。
 
 
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2007年11月04日

やっぱり、乾電池が使えるのって、助かる。


Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2 28mm

  ・・・

ついこの間のこと (「土曜日~」ブログの 11/1 の日記のとき)、出先でいい風景に出会って、撮ろうと思ったら数枚撮ったところでバッテリー切れ!
まだ電池残量があると思っていたのだけど、結構長いこと使っている単三型の NiMH 充電池だから、そろそろ寿命だったんだね。
タイミングの悪いことに、ちょうどその時スペアの単三充電池を家に忘れてきてた。

で、近くのコンビニに行って、単三型のアルカリ電池を買って、事なきを得ました。
こういうとき、単三が使えるのは本当に便利。

それに、僕はカメラを持ってぶらっと散歩に出かけるときは、カメラ以外には携帯電話と喫茶店でコーヒーが飲めるくらいのお金しか持って行かないのですが、そんなときに電池切れになってもコンビニに入れば単三電池は簡単に手に入るでしょう?

やっぱり、乾電池が使えないと、と改めて思いましたとさ。
そういう意味でも、当面、K100D と Fijifilm S3Pro のコンビ以上のデジカメは出てこなさそうだなぁ。

ちなみに、普段使っている銀塩の一眼レフは Pentax KM ですが、電池がなくてもシャッターが切れるので、究極の予備カメラです。
露出計は動かないけど、ネガカラーなら適当露出でもばっちり写りますからね!
 
 
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2007年11月01日

雨上がりのヨゾラに


Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2 28mm

  ・・・

「土曜日~」と同じタイトルですみません・・・でも写真は違うでしょ?笑

僕はルネ マグリットが好きなのですが、雨上がりの日暮れ時に団地を散歩すると、まるで彼の絵のような風景がいたる所に広がっていて、とても素敵な気持ちになれます。

  ・・・

この写真を撮ったときは、もうかなり暗くなっていたので、空のグラデーションを入れたら、足元は黒くつぶれるだろうな、と思っていたのですが、なんとちゃんと写っています。
ちょっとびっくりです。

レタッチでシャドーを持ち上げてしまうとざらつきますが、もとからダイナミックレンジが広いとそんなことしなくていいので助かりますね。

※ 決してレタッチが面倒くさいわけではありません。いや、ほんとに。いや・・・そうかも(^_^;)ヾ

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