
Pentax MX, smc Pentax FA43mmF1.9 Limited, Fujifilm 100 ACROS
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さて、いよいよ、セフティバッグ (暗袋) 作業です。
セフティバッグとは、光が入らないようになった袋で、手を突っ込めるようになっています。
通常の形状は、「長袖のセーターのような形で、首のところが閉じてあって、すそがファスナーになっている」感じです。
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■ セフティバッグに道具を入れる
セフティバッグ内では、パトローネからフィルムを取り出して、現像タンクのドラムに巻きつけますが、そのときに必要となる道具をセフティバッグ内にまず入れます。
道具と言っても↓の 4 点だけです。
・ 撮影済みフィルム
・ 現像タンク
・ フィルム オープナー
・ はさみ
とはいえ、フィルムを取り出してから、はさみを入れるのを忘れたのに気付く、なんていうシナリオは最悪なので(笑)、ちゃんと忘れないように入れましょう。
*** ここからは、セフティバッグ内の作業になりますので、手探りでやることになります。説明の都合上、明るいところで作業しています。 ***
■ フィルムをパトローネから取り出す
まず、フィルムオープナーでパトローネをこじ開けます。

フィルムを取り出すとこんな感じ。

次にフィルムを芯から切り取るために全部一旦巻き取ります。

片手でやっているのは、説明写真を撮るのに片手をカメラ操作に使っているからです(笑)
実際には両手でやってくださいね!
全部巻き取ったら、根元でフィルムを切ります。
できるだけ切り口がまっすぐ(フィルムの端に対して直角) になるように切ります。

■ ドラムに巻きつける。
フィルムを切り取ったら、ドラムに巻きつけます。
KING 製の現像タンクは以下の 3 つの部分からできています。

この真ん中のがドラムです。
ドラムの内側にフィルムの端を挟むための金具が付いています。これの端を押さえるとこの金具が持ち上がりますので、

この隙間にフィルムを差し込みます。

このとき、少し右にひねるように差し込みます。
すると、フィルムの右端が勝手に溝に入り込むようになります。

金具の端を押さえている指を離して、金具の真ん中を上から押さえると、金具から出ている針がフィルムに刺さって、フィルムが固定されます。

そのまま、軽くフィルムを右にひねったまま、ドラムをクルクルと回していくと勝手にガイドの溝にフィルムが入って行って↓

こんな風にきれいに巻かれます↓

巻き終わったら、フィルムの端が外に出てこないように止め具を「ぱちん」とはめます。
(これがなくても大丈夫なんですが、まぁ、念のため。)

後は、ドラムをタンクの中に入れて、

蓋を閉めて出来上がり!

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まぁ、ここまでくれば、後はで現像 → 水洗 → 定着 → 水洗 → 乾燥 するだけです。
次回は現像、定着、水洗を行います。
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