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2009年08月21日

絞りの効果


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

今日の日記は個人的メモです。

FA77 と Nokton classic で絞り効果比較。

Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC:

smc Pentax FA77mmF1.8 Limited:

上の写真は、夏の真昼に撮った写真で、日向と日陰のコントラストが結構ある。白く光っている被写体のバックが暗いとにじみが出る。

普通の状態なら、Nokton 40/1.4 も 1 絞り絞るだけで随分いい感じになるんだけど、さすがにこの状態だと1段だけだとまだきつい。

【1段絞り:F2.0】Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

↑だと白の手すりの周りが紫色に滲んじゃってるもんね。
だけど、2段絞るとすっごい良くなる。

【2段絞り:F2.8】Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC


FA77 は、1段絞っただけで、Nokton の2段絞りくらいの画質になる。

【1段絞り:F2.8 弱】smc Pentax FA77mmF1.8 Limited


まぁ、画角も違うし、一概には比較できないけど、レンズの素の明るさを使いやすいのは、FA77 の方かな。

  ・・・

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2009年08月13日

“micro K”(ミラーレスK) マウントの可能性を探る【1】


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

なんと 3 日間連続の更新!笑

  ・・・

昨日書いたけど、PENTAX、“micro K”マウント カメラ出してくれないかなぁ。
どんなカメラかと言うと・・・

■ ミラーレスで、フランジバック 20mm
■ APS-C サイズ センサー
■ マウント径、接点仕様は K マウント互換

というもの。
まぁ、フォーサーズ(4/3)→ マイクロフォーサーズ(m4/3)と同じコンセプトね。

m4/3、なかなか画期的だと思うんだけど、4/3 は標準規格だ、っていっても、結局オリンパスとパナソニックしか作っておらず、レンズ資産は K マウントレンズとは比較にならないくらい乏しいし、センサーの価格がこれだけ下がった今、あの小さなセンサー (4/3インチ) にこだわる必要がもはやない。

コンセプトは同じでも、これを K マウントでやると、m4/3 にはないメリットが出てくる。

■ DA レンズや FA レンズの AF がアダプタ経由でも使用できる
特にコンパクトな DA レンズは有利。フルサイズに行かず APS-C のコンパクトネスを追求してきた PENTAX の特徴が活きるしね。でかいレンズが多くてしかもレンズ資産が貧弱な 4/3 よりずっとメリットがある。

■ アダプタ経由で M マウントレンズが使用できるようになる

■ 広角側がフォーサーズ (4/3) やマイクロ フォーサーズ (m4/3) より有利になる

んでもって、こんなカメラ企画をしてくれたら、きっと売れると思うんだけど・・・

■ かわいめのデザイン(売らなきゃならんのでね。)
■ Kマウント アダプタを本体に添付(デザインを壊さないものにしないとね。)
■ “micro K” (ミラーレスK) マウント レンズは、最初は “m”DA 28/2.8 だけで十分。
■ Olympus PEN より縦横 0.5mm ずつボディを小さくする(“OM vs ME” の再現を演出(笑))

どうかなぁ~
どう思います?(笑)

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2009年07月30日

フォーサーズの限界?それとも Live MOS のせい?


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

珍しく、連日の更新!(笑)
そりゃ、そーか。話題の束縛が少なくなったもんね。

  ・・・

7/17 の「前言撤回。がっくりだよ。」でも書いたけど、ホント、この PEN E-P1 はダイナミックレンジが激狭。
7/17 の記事で DP2 と比較したけど、DP2 では上も下も階調が残っているのに(ちゃんと階調が残っているのでいわゆる「グレー飛び」「グレー潰れ」ではない)、E-P1 だと上も下も飛び/潰れでダメ。
今日の写真も DP2 では何度も撮影している被写体なんだけど(「土曜日、公園にて」のブログでは何度も載せてるので見ていただいている方もおられると思いますが)、ホントは手前の植木鉢もここまでは暗くしたくないのだけどこれ以上露出で明るくすると、外の綺麗なクリーム色が完全に飛んじゃう。
仕方なく、これでもこの植木鉢はレタッチで随分持ち上げたんだけど、すっごいノイジーなのでこれ以上持ち上げると、ザラザラでとても見られない。

Sigma DP2 と比べても、上下で 1 ~ 1.5 絞り分くらい狭い感じ。
1 ~ 1.5 絞り分狭いってことは、ダイナミックレンジが DP2 の半分 ~ 1/2.8 しかないってことになる!(1 絞りで光量は半分だからね)
市場に出ている 35mm/APS-C のデジタルカメラでダントツに広いダイナミックレンジを誇る Fujifilm の S3Pro/S5Pro と比べると 2 絞り分以上狭い (ダイナミックレンジが 1/4 以下しかない!) 感じ。

みんな、よくこれで撮ってるなぁ、上手いんだなぁ、と感心したんだけど、今になって Web サイトのサンプル画像を見てみると、結構ダイナミックレンジが厳しい写真が多い。やっぱり厳しいんだね。
(ちなみに E-P1 のカタログには E-P1 で撮ったサンプル写真は載ってません(笑)。カメラ本体の写真ばかりで。アートフィルタで加工したサンプルは載ってるけど(笑)。DP1/DP2 のカタログが DP1/DP2 で撮った写真をふんだんにちりばめているのと好対照だね。)

他のフォーサーズ(4/3)のカメラを自分で実際に使ってみたわけではないので、「絶対」とはいえないけど、4/3 は事実上オリンパスとパナソニックしか製造しておらず、どちらのカメラでも Live MOS センサーが搭載されているものは、オリンパスとパナソニックが共同開発したセンサーなので(E-330 用は共同開発、E-410/510 用はパナソニック単独開発)、それらのカメラはダイナミックレンジが狭いと推測できるよね。

4/3 で高解像度を実現する際の限界?それとも Live MOS センサーのせい?
KODAK 製の CCD (KAF-5101CE のカスタム タイプ) を採用していてた E-1 とかのダイナミックレンジと比較すれば、どちらが原因かは分かると思う。(ただし、KAF-5101CE は 6 年も前のモデルだけど!)
いずれにせよ E-P1 はかなりシーンを選ぶのは確かです。

  ・・・

パナソニックが“裏面照射型 Live MOS センサー”を開発完了して、まずコンパクトデジタルの LX4 (?) に搭載してくるらしいです。年末にはパナソニック製のマイクロ フォーサーズ(m4/3)機にも搭載の噂があるので、そちらがどうなっているかですね。
 
 

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2009年07月17日

前言撤回。がっくりだよ。


Eze にて - Pentax K20D, smc Pentax FA77mmF1.8 Limited

  ・・・

エズは、綺麗な観光地、だけど、非西ヨーロッパ人の僕から見るとあまり魅力的には感じない。
単に僕が、ディズニーランドやハウステンボスに魅力を感じないタイプだからかもしれないけどね。

  ・・・

この前、「PENTAX も、こんなの出せばいいのに」と OLYMPUS PEN Digital(E-P1)のことを書いたけど、撤回します。こんなのなら出さなくていいよ。
・・・っていうか作るんならもっとちゃんとしたもの作ってほしい。

確かにね、見た目はイイ。

↑は、Olympus Pen E-P1 に手許にある Nokton Classic 40mm/1.4 を LM-m4/3 アダプタを介して装着。Aki-Asahi さんの皮を貼って、純正皮ケースに入れたところ。
正確に言うと、「見た目は良くできる」かな。
ヘアラインのステンレスの外装とか安っぽくて最低だし、純正レンズもちょっと質感が低いので、その辺をカバーしてやる必要があるんだよね。

ただね、このカメラ、明暗差がちょっと大きいと、それだけで使い物になりません。
ダイナミックレンジが狭すぎる。
撮った瞬間分かるくらいの狭さ。

大サイズのカメラと比較するのもかわいそうかもしれないので、同じくらいコンパクトな Sigma DP2 と比較してみた。

たとえば、↓の写真は真昼に消灯している室内から、外を撮ったもの。
この日は、外はうす曇で少し青空が覗く、といった天気。
でも夏の日差しだから、かなり外は明るい。
(E-P1 の RAW 画像は縦横比 3:4 なので、普通の 2:3 の Sigma と比べて縦が短くなる。)

 ↓Sigma DP2


 ↓Olympus Pen E-P1


Sigma DP2 は、なーんにも考えずに AE で撮ってます。それでも白飛び/黒潰れは最小。ほとんど階調が残っています。手前のクローゼットの木の素材感も出ているし、雲の合間からかすかに覗く青空も残っています。(当然ながら、ストロボは焚いていません。時計に写っている光源は撮影者の背景にある窓です。)

それに比べ E-P1 は、何度も露出を変えて撮り直し、一番良いのを選んで、RAW 現像時にトーンカーブなどで何とかシャドー/ハイライトの階調を出そうとしたけど、完全に白飛び/黒潰れしていて、まったく無駄だった。
露出の問題じゃないんだよね。だって、上も下も同時にダメなんだもん。

たとえば、Pentax K100D なんて、このカメラの 3 世代くらい前のカメラだけど、K100D の方がダイナミックレンジ広いくらいだよ。こんなんじゃ、正直使えない。
こんなに狭いのは、某 C 社の中級デジタル一眼以来(苦笑)。

Panasonic G1 と Olympus E-P1 を入手して既に試用している知人のプロフォトグラファーのN村氏も

「Panasonic も同様に(ダイナミックレンジが)狭いね。4/3 っていうのも多少利いてるかもね。」
とのこと。

これを購入することで(おそらく)使用しないことになるであろうカメラ&レンズ達を売却したが、失敗したなぁ。
なんとかこのカメラをうまく使う方法を考えないと・・・

少なくとも、この“超”狭いダイナミックレンジだと、広角レンズでは使いにくい。
望遠系で、主要被写体以外はぼかしちゃう、っていうような撮り方なら使えるかなぁ。

  ・・・

次回は、K20D などの “普通の” デジタル一眼と比較してみたいと思います。

  ・・・

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