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2009年09月27日

“micro K”(ミラーレスK) マウントの可能性を探る【3】


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

ずいぶん、日が傾いてきましたね。

  ・・・

E-P1 のヒット以降、各社から“マイクロフォーサーズ(m4/3)”スタイルのミラーレス SLR(正確には“レフレックス”じゃないので、“SL”なんだろうけど)の開発計画が多数発表 (ほのめかし?) されてますね。
つまり、

 ・ミラーボックスを持たない“薄いボディ”
 ・レンズ交換可能で、アダプタ経由で既存の他形式のマウントのレンズが使える。

というものですが、8月にこの投稿シリーズの【1】を書いた時には考えられなかったくらいの盛り上がり方です。

あまりに増えてきたので、ちょっとここで一旦それらをまとめてみます。

今、ミラーボックスを持たない、短フランジバックのレンズ交換可能タイプの一眼カメラ(一眼“レフ”ではない)の開発を始めている、または、“ほのめかしている”のは、以下の 4 社(グループ )です。

ペンタックス/サムスン陣営
リコー(アダプタ経由の K マウント互換の噂、多数)
ソニー(作るとなったら、アダプタ経由のαマウントでしょうね)
ニコン(もちろん、作るとなったらアダプタ経由の F マウントでしょう(笑))


1.ペンタックス/サムスン陣営

サムスンは、すでにベルリンの IFA でショーに出品しています。

The Samsung NX shown at the IFA in Berlin

2009年の末には製品化予定のようですね。
スタイル的には、現在ヒットしているような E-P1 や GF1 のようなスタイルではなく、G1 スタイルの“一眼レフ”ルックですね。
筺体もそれほど小さくなさそうです。


2.リコー

これは、先日の日記に書いた件ですね。

“micro K”(ミラーレスK) マウントの可能性を探る【2】

これも結構信憑性高そうです。


3.ソニー

開発を“ほのめかして”います。

Sony hints at mirror-less interchangeable camera system

「フォーサーズではない」ということなので、α互換(マウントアダプタ経由)なんでしょうね。


4.ニコン

こちらは、全く未着手のようです。
「言うだけタダなんで」的な、一応手上げとくよっぽい感じですね。

Nikon Interview


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2009年09月23日

【続報】 PEN E-P1 メーカー検査


Olympus E-P1, Voigtlander Nokton classic 40mm F1.4 MC

朝、仕事場の窓を開けたら、金木犀の香りがしてきました。
秋ですね。

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仕事がばたばたで報告が遅くなりました。

結局、この件、製品仕様ということでした。

つまり、

・ 手振れ補正の性能はシャッタースピードに依存する。
・ 遅いシャッタースピードでは他社の手振れ補正に対して補正能力が低い

ということのようです。

要するに、E-P1 の高感度域の弱さを補う目的としての手振れ補正は役にあまり立たない、ということになります。
ただ、E-P1 の場合は、遅いシャッタースピードでの手振れ補正が圧倒的にニーズが高いはず。
普通、E-P1 に長い望遠レンズを付けて撮るニーズは少ないかと思います。
それに、ライブビューでは手振れ補正がされず液晶表示が流れてしまい、望遠系ではフォーカスを合わすのも一苦労。
そうなると、E-P1 のハイスピードシャッターでの手振れ補正を使う場面が果たしてどのくらいあるのか、という疑問があります。
いずれにせよ、

・高感度域の弱さ (ISO640 以上は使いものにならない) →ロースピード主体になる
・手振れ補正がロースピードでは使い物にならない
・センサーの小ささ(4/3")による画角の狭さ→使えるレンズは望遠寄り
・ライブビューのみのファインダーなのにライブビューでは手振れ補正使用できない→ 望遠域では表示が流れる

となると、ホント、どうしようか、って感じです。
これで、DP2 くらいダイナミックレンジが広ければまだ我慢もできるんだけど・・・

ま、E-P1 の低性能については、かなりガッカリですが、オリンパスのカスタマーサポートの方は非常に良い対応をしていただきました。
これについては、感謝してます。

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2009年09月13日

PEN E-P1ほんとに補正してるの?→ メーカー検査へ。


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

みなさんの使ってる Olympus PEN E-P1 ってちゃんと手振れ補正してます?
どうも僕の E-P1 はしているように思えない。
だって、オフにしたって変わんないんだもん。

なので、比較してみた。

テキトーに、コントラストの高い被写体(本の文字)をいすに腰掛けて、同じ条件で撮ってみた。
すべて 40mm (14-42/3.5-5.6 のみ 42mm)で撮影。
シャッタースピード 1/4"。絞り F5.6。

■ E-P1 での撮影

2009 09 02_O_0114.tif(14-42/3.5-5.6 - 42mm で撮影。手振れ補正オフ)

2009 09 02_O_0115.tif(14-42/3.5-5.6 - 42mm で撮影。手振れ補正 IS1)

2009 09 02_O_0116.tif(Nokton 40/1.4。手振れ補正 オフ)

2009 09 02_O_0117.tif(Nokton 40/1.4。手振れ補正 IS1)

■ Fujifilm S5Pro + AFS Nikkor VRED 18-200/3.5-5.6G。40mm で撮影
2009 09 02_F_0128.tif(手振れ補正オン)

■ Pentax K20D + Sigma 18-50/2.8。40mm で撮影
2009 09 02_P_0119.tif(手振れ補正オン)

当然ながら、同じ焦点距離なら E-P1 の方が倍率が高いので不利。
なので、ピクセル等倍比較ではなく、同一倍率で比較しました。
それでも E-P1 の手振れ補正は性能が低すぎるよね。
(シャッタースピードと焦点距離の関係を同じもので比較するためにこの比較としています。)

E-P1 での撮影では、キットレンズを使っても、IS オン/オフでさほど変わらない結果。これは、Nokton 40/1.4 でも同様。ヘタをすると手振れ補正オフの方が、手振れしてないくらい。キットレンズでこれじゃ、「社外品のレンズは・・・」なんていうめちゃくちゃな言い逃れもできないよね。

オリンパスさんにメールしたら、案の定、

「社外品のレンズでは動作を保証しておりません。性能を活かすにはオリンパス製ZUIKOレンズをお使いください」

なんていうトンでもない返事が来たので、納得できない理由と上記のデータを示した後、
「1週間以内に文書で納得の行くご回答いただけない場合は、御社社長室またはそれに該当する部署への質問状、および、所管の消費者行政機関への改善要望を内容証明付きで送付いたします。」

とメールしたところ、すぐに対応していただき、通常はメーカーからの貸し出しはしない代替機も手配していただいた上、送付後一週間以内に検査および返送をしてもらえる、ということになりました。

さて、どうなることやら。


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2009年09月07日

“micro K”(ミラーレスK) マウントの可能性を探る【2】


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

DP2 のダイナミックレンジの広さと発色の良さには、いつも驚かされます。

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さて、本題に移って・・・
約1ヶ月前の日記、「“micro K”(ミラーレスK) マウントの可能性を探る【1】」で「こんなカメラ作って」と書いていたカメラ、なんだか現実味を帯びてきました。

前回の日記で zume さんからレポートいただいたカメラです。

『リコーが micro-K マウントを作る?』
噂の名称もまさに同じ“micro K”マウント。
みんな考えることは一緒だね!

GRD も“その筋”のカメラとしては良く売れているけど、これを作ったらかなり売れると思いません?
もちろん、本家の PENTAX も動くでしょうしね。
早ければクリスマス商戦(冬のボーナス商戦)に登場するかも、って感じみたいなので、とても楽しみですね!

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2009年09月02日

出ましたね。Lumix GF1。


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC

出ましたね。
E-P1 対抗の Panasonic 小型マイクロフォーサーズ機。Lumix GF1。

E-P1 と比較すると、幅で 1mm 小さく、高さと奥行きで逆に 1mm 大きい、といった感じです。
Sigma DP1/DP2 より一回り大きい感じかな。

でも、E-P1 でマイクロフォーサーズ(m4/3)のダイナミックレンジの狭さに懲りているので全然欲しくない。
同じ Live MOS で “新開発” と書いてないってことは多分同じセンサー。それなら、二昔前のコンデジ並の激狭なダイナミックレンジも変わらない。
そんなカメラ、E-P1 だけでもう十分。

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2009年09月01日

eSATA/USB 両用ハード ディスクはやっぱりイイ!!


Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC


使ってみると、やっぱり eSATA/USB 両用ハード ディスクは便利。

普段はデスクトップ PC に eSATA 接続するので非常に高速。
ノート PC と持ち運ぶときは USB2.0 で接続できる。

何より普段使うときに高速なのが良い。実効速度で USB2.0 の約 7 倍* の速度。
写真データはやっぱりサイズが小さくないからねぇ。
USB2.0 のハード ディスク ドライブだと「ちょっとこの処理は時間がかかるから、その間にほかの事をしようか」と思うような処理でも普通に処理されるので躊躇なくできる。たとえば、バックアップとかね。

それに、eSATA といっても基本的に PC 標準の SATA(Serial ATA)のケーブルを外に出したもの(Serial ATA 1.0a の拡張規格)だから、コンピュータ本体に対応コネクタが付いているものに買い換えたり、拡張ボードが必要になったりすることがない。

することといえば、本体内部の SATA コネクターを外に出すための変換ケーブルと、抜き差ししやすいようにする、コネクタパネルを用意することくらい。
たとえば、↓のようなものを買えば全部セットで 1,000 円ちょっと。

■ マザーボード上の SATA ポートを外付eSATAポートに変換するケーブル×2 と PCI ブラケットのセット

ディスクにしても、USB/eSATA 両方使えるハード ディスクも結構安くなってる。
僕の使ってるのは、↓です。これも1万円ちょっとで、1TB (1,024 GB)。
■ USB/eSATA接続 外付けハードディスク 1TB

つないだら、後は BIOS で自動認識させるだけ。
非常に手軽です。

eSATA はホットプラグ対応で PC の電源を入れたまま挿抜可能だから、ノート PC と使いたいときも、簡単に取り外して持っていける。
こりゃ、使わない手はないよね!オススメです!

* 実際には、そこまで速さに差はない。とはいえ、実測値でも 2 倍以上は最低出ているので、十分役に立つといえるよね。

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