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2008年03月11日

[K20D] 初めての評価測光、で、ヒストグラムに騙されるな!


Pentax K20D, smc Pentax DA21mmF3.2 AL Limited

  ・・・
 
昼間はあったかいけど、日が落ちると急に寒くなりますね。
春までは、まだもうちょっとあるのかな。

  ・・・

K20D になって、ようやく評価測光を使って見ようかな、という気になった。
それまでは、デジタルで (S3Pro/S5Pro を除く) 評価測光なんてとても使う気になれなかったもんね。
そんなことしたら、白飛び/黒つぶれの山を築くだけだし。

でも、露出をぐりぐりやっているうちに、日差しも変われば、ネコも逃げる笑。
やっぱり、カメラはなーんにも考えずにシャッター切るだけで思ったとおり写ってくれるのが一番。
CONTAX T3 + Fujifilm S-400 or REALA の組み合わせは、ホントそんな感じなんだよね。
だから、ノラネコもちゃんと撮れます笑

K20D はそういうカメラに一歩近づいたね。

  ・・・

で、その評価測光なんだけど、何が曲者って、ヒストグラムなんだよね。
カメラの画面に表示される方ね (Pentax Digital Utilities の方じゃなくて)。

コントラストの高い風景を撮影後、カメラの画面に表示されるヒストグラムを見ると、随分、ハイライト部分が余っているように見える。画面で撮影画像を見ても少し暗く見える。
「評価測光のデフォルトの設定が随分アンダー寄りなんだな」と解釈して、少しオーバー目に補正して撮影すると、撮影画像もヒストグラムもいい感じで見える。
でも、これが、後で PC でデータを見ると、実は “ハイライト側に余っているように見えていたところに、ハイライトの階調が小さく残ってて、カメラが白飛びしないように賢く調整してた” ってことが分かる。
たとえば、明るい部分の面積が小さいと、K20D 本体のヒストグラム中では、ハイライト部分のレベルが 0 (ゼロ) にしか見えないことが良くある。
たとえば、↓こんな写真。
 

 
ここで、ヒストグラムだけ見て、「まだハイライト部分に余裕があるから」と思って、ちょっと+側に補正をかけると、せっかくのハイライト部分の階調が飛んじゃうので注意が必要です!!

こういう小面積 (だけどとても重要) なハイライト部分は、これまでだと、どうしても飛ばさざるを得なかった (ダイナミックレンジが狭いから)。
でも、K20D は、シャドウが強いから、こういうチューニング (ハイライト部分の割り当てを広げる) ができるんだね。
ちなみにこの上の写真、白飛びしているのは、太陽のど真ん中部分くらい。黒つぶれもほとんどしてないんだよね。S3Pro/S5Pro 以外でこんなにダイナミックレンジが広いカメラは初めて。

結構賢いやん、K20D。
K20D の評価測光は、使えるかも。

これで、理想の “シャッター切るだけカメラ” に一歩近づいた気がする!
 
 
  ・・・


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コメント

bro.hirobot
ボクはちゃんと写っててもRAW現像時に、うぉりゃ!ってコントラスト上げて黒つぶれさせるコッテリ目も結構好きだけどK20D のこのインプレ読んでなんか良さそう!
あとボクが一番気になるのがAFのスピード、秒6コマとかは必要ないけど、オートフォーカス、進化してますか?

bro. nobtee -

後で潰すのは簡単ですが、撮影時に飛んだり潰れたりしたデータを戻すことはできないですからねぇ・・・
なので、やっぱりソースデータにはなるべく広い明度範囲を取り込んでおきたいですよね。

AF のスピードは、比較していないからわからないです。
今度 K100D と比較してみます。

hirobotさん、おはよー。

笑っちゃいました。猫も逃げる…。コンデジで今度猫ちゃん撮ってみようかな、ズームとかも使って。そしたら逃げないかな?それでも逃げたら、私の顔面が猫にとって天敵なんでしょうか?(爆笑)

なんさん、おはよー。
ちゃんと、見ててくれましたね!笑
書いた甲斐がありました。

ノラネコの気配を感じる力は凄いからねぇ。
その点、飼い猫はダメっすね。
実家のネコは野生を完全に失ってます。

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