フォーサーズの限界?それとも Live MOS のせい?
Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC
珍しく、連日の更新!(笑)
そりゃ、そーか。話題の束縛が少なくなったもんね。
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7/17 の「前言撤回。がっくりだよ。」でも書いたけど、ホント、この PEN E-P1 はダイナミックレンジが激狭。
7/17 の記事で DP2 と比較したけど、DP2 では上も下も階調が残っているのに(ちゃんと階調が残っているのでいわゆる「グレー飛び」「グレー潰れ」ではない)、E-P1 だと上も下も飛び/潰れでダメ。
今日の写真も DP2 では何度も撮影している被写体なんだけど(「土曜日、公園にて」のブログでは何度も載せてるので見ていただいている方もおられると思いますが)、ホントは手前の植木鉢もここまでは暗くしたくないのだけどこれ以上露出で明るくすると、外の綺麗なクリーム色が完全に飛んじゃう。
仕方なく、これでもこの植木鉢はレタッチで随分持ち上げたんだけど、すっごいノイジーなのでこれ以上持ち上げると、ザラザラでとても見られない。
Sigma DP2 と比べても、上下で 1 ~ 1.5 絞り分くらい狭い感じ。
1 ~ 1.5 絞り分狭いってことは、ダイナミックレンジが DP2 の半分 ~ 1/2.8 しかないってことになる!(1 絞りで光量は半分だからね)
市場に出ている 35mm/APS-C のデジタルカメラでダントツに広いダイナミックレンジを誇る Fujifilm の S3Pro/S5Pro と比べると 2 絞り分以上狭い (ダイナミックレンジが 1/4 以下しかない!) 感じ。
みんな、よくこれで撮ってるなぁ、上手いんだなぁ、と感心したんだけど、今になって Web サイトのサンプル画像を見てみると、結構ダイナミックレンジが厳しい写真が多い。やっぱり厳しいんだね。
(ちなみに E-P1 のカタログには E-P1 で撮ったサンプル写真は載ってません(笑)。カメラ本体の写真ばかりで。アートフィルタで加工したサンプルは載ってるけど(笑)。DP1/DP2 のカタログが DP1/DP2 で撮った写真をふんだんにちりばめているのと好対照だね。)
他のフォーサーズ(4/3)のカメラを自分で実際に使ってみたわけではないので、「絶対」とはいえないけど、4/3 は事実上オリンパスとパナソニックしか製造しておらず、どちらのカメラでも Live MOS センサーが搭載されているものは、オリンパスとパナソニックが共同開発したセンサーなので(E-330 用は共同開発、E-410/510 用はパナソニック単独開発)、それらのカメラはダイナミックレンジが狭いと推測できるよね。
4/3 で高解像度を実現する際の限界?それとも Live MOS センサーのせい?
KODAK 製の CCD (KAF-5101CE のカスタム タイプ) を採用していてた E-1 とかのダイナミックレンジと比較すれば、どちらが原因かは分かると思う。(ただし、KAF-5101CE は 6 年も前のモデルだけど!)
いずれにせよ E-P1 はかなりシーンを選ぶのは確かです。
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パナソニックが“裏面照射型 Live MOS センサー”を開発完了して、まずコンパクトデジタルの LX4 (?) に搭載してくるらしいです。年末にはパナソニック製のマイクロ フォーサーズ(m4/3)機にも搭載の噂があるので、そちらがどうなっているかですね。
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