祭の夜
【注: この日記は、元のブログで 2006/08/03 に書いたものです。】
Pentax K100D, SMC Pentax FA43mmF1.9 Limited
僕は学生時代、北陸にいたのですが、そこでお祭りといえば “風の盆”でした。
(“風の盆”という呼び方も風情ありますよね。)
毎年9月1日に開かれるそのお祭りに何度か行ったことがあるのですが、昔ながらのお祭りの色彩を残した印象深いものでした。
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夜中まで灯りを点して音楽と踊りに一心に興じる人たち、そういった“明”の一方、土間の奥や納屋の陰、屋根裏へと続く階段の裏、そういった“陰”の中に何かの存在を感じる、そういった雰囲気がありました。
封建時代の圧政に苦しんでいた民衆がひとつの抜け穴として行っていた祭。今では考えられないようなことが行われていたとも聞きます。
そういった清濁併せのんだ雰囲気にとても惹かれました。
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最近の都市のお祭りは、単なるレクリエーションイベントになってしまっていますが、それでも、真っ赤なちょうちんが暗い夜空にずーっとつながっているところをぼんやり眺めていると、ふと陰の世界へ引き込まれて行くような錯覚に陥ることがあります。
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この写真は、ISO800 で撮ってますが、ダークノイズが少ないのは驚きました。
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(この日記は、『LOVE → digi-PENTAX』ブログを起こすにあたって、
PENTAX ユーザーの方の参考にしていただけるよう、元のブログから PENTAX 関連の日記を抜粋し、加筆・修正したものです。
日付が季節感に合わないものもありますが、ご容赦ください。)
投稿者: | 2006年11月26日 21:52