Eze にて - Pentax K20D, smc Pentax FA77mmF1.8 Limited
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エズは、綺麗な観光地、だけど、非西ヨーロッパ人の僕から見るとあまり魅力的には感じない。
単に僕が、ディズニーランドやハウステンボスに魅力を感じないタイプだからかもしれないけどね。
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この前、「PENTAX も、こんなの出せばいいのに」と OLYMPUS PEN Digital(E-P1)のことを書いたけど、撤回します。こんなのなら出さなくていいよ。
・・・っていうか作るんならもっとちゃんとしたもの作ってほしい。
確かにね、見た目はイイ。
↑は、Olympus Pen E-P1 に手許にある Nokton Classic 40mm/1.4 を LM-m4/3 アダプタを介して装着。Aki-Asahi さんの皮を貼って、純正皮ケースに入れたところ。
正確に言うと、「見た目は良くできる」かな。
ヘアラインのステンレスの外装とか安っぽくて最低だし、純正レンズもちょっと質感が低いので、その辺をカバーしてやる必要があるんだよね。
ただね、このカメラ、明暗差がちょっと大きいと、それだけで使い物になりません。
ダイナミックレンジが狭すぎる。
撮った瞬間分かるくらいの狭さ。
大サイズのカメラと比較するのもかわいそうかもしれないので、同じくらいコンパクトな Sigma DP2 と比較してみた。
たとえば、↓の写真は真昼に消灯している室内から、外を撮ったもの。
この日は、外はうす曇で少し青空が覗く、といった天気。
でも夏の日差しだから、かなり外は明るい。
(E-P1 の RAW 画像は縦横比 3:4 なので、普通の 2:3 の Sigma と比べて縦が短くなる。)
↓Sigma DP2
↓Olympus Pen E-P1
Sigma DP2 は、なーんにも考えずに AE で撮ってます。それでも白飛び/黒潰れは最小。ほとんど階調が残っています。手前のクローゼットの木の素材感も出ているし、雲の合間からかすかに覗く青空も残っています。(当然ながら、ストロボは焚いていません。時計に写っている光源は撮影者の背景にある窓です。)
それに比べ E-P1 は、何度も露出を変えて撮り直し、一番良いのを選んで、RAW 現像時にトーンカーブなどで何とかシャドー/ハイライトの階調を出そうとしたけど、完全に白飛び/黒潰れしていて、まったく無駄だった。
露出の問題じゃないんだよね。だって、上も下も同時にダメなんだもん。
たとえば、Pentax K100D なんて、このカメラの 3 世代くらい前のカメラだけど、K100D の方がダイナミックレンジ広いくらいだよ。こんなんじゃ、正直使えない。
こんなに狭いのは、某 C 社の中級デジタル一眼以来(苦笑)。
Panasonic G1 と Olympus E-P1 を入手して既に試用している知人のプロフォトグラファーのN村氏も
「Panasonic も同様に(ダイナミックレンジが)狭いね。4/3 っていうのも多少利いてるかもね。」
とのこと。
これを購入することで(おそらく)使用しないことになるであろうカメラ&レンズ達を売却したが、失敗したなぁ。
なんとかこのカメラをうまく使う方法を考えないと・・・
少なくとも、この“超”狭いダイナミックレンジだと、広角レンズでは使いにくい。
望遠系で、主要被写体以外はぼかしちゃう、っていうような撮り方なら使えるかなぁ。
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次回は、K20D などの “普通の” デジタル一眼と比較してみたいと思います。
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